ギラティナと氷空の花束〜シェイミ〜

以下ネタばれありです。
シェイミ、なんか生意気なくせにすっごいかわいいんですよ!もうとにかくシェイミがかわゆいです。もうもう抱きしめていろんなところ連れて歩きたいぐらいにかわゆかったです〜。「ミーに感謝するでしゅ」ってセリフが、今でも耳から離れません。しかも、スカイフォルムから元に戻った瞬間急に弱気になるのもなんかよかったです。シェイミらしいと思ったというか。しかも、普段ヒカリに甘えてる癖に、いざって時はサトシに頼るのが、なんというか、サトシには悪い気もしますが、サトシってなんだかんだでシェイミに頼られてたんだなって、ちょっとうれしく思ってたりします。
それにしても、今年のは、見事に、感謝、な映画でした。ラスト、シェイミが、あれだけサトシに「ミーに感謝するでしゅ」って言い続けていたあのシェイミが、最後の最後、サトシが感謝してると告げた時に、サトシに感謝してるって伝えたシーンで、思わずぼろ泣きさせられてしまいました。なんというか、あのシェイミが、あれだけサトシにいろいろして、付き合ってくれていたことに感謝したんだって思ったら、すっごいうれしいやら別れがさみしいやら他にもなんだかよくわかんないですが、もうとにかく感動してしまいました!感謝の偉大さを感じさせられたというか。
まぁ、感謝の映画としての象徴のメインはあくまで反転世界でしたけどね。なんというか、作品の表面的な感想から離れてしまいますが、反転世界っていうのは、現実に当てはめると、おそらく反転してないんでしょうね。先進国とかのしわ寄せが、他国やその国内でも貧富の差につながっていたりとか、そういう風にひずみを抑えようとしてくれてるってことかなと、個人的にはとらえています。
で、作品そのものに戻りますと、シェイミシードフレアって、すごいですね。とはいえ、環境汚染を取り除くには、それくらい大変なことなんだって言うことを表してるんでしょうね。なんせ、森一個吹き飛ばすんですから、すごいの一言ですよね。
で、今年の映画、確かに去年の予備知識なしで見られて、それでいて続きなんだな〜って思いました。去年のあれのせいでギラティナが怒る、まぁ、もっともな話だと思いましたよ。あれはいくらなんでも嫌がらせですよね。都市の消滅を必死で抑えようとするなんて、どう考えても反転世界もただでは済まないですよね。それでも両方の世界が存続てきたことは、ゴーディとダークライにも感謝、ですね。
レジギガス、素で忘れたころに出てきましたよ。いや、もう1時間以上たって、あの氷河どうにか止められないのか、なんてすっかりのめりこんでハラハラしているときに、でしたからね〜。起きた瞬間、おぉ!そういえば、なんて思ってしまいました。というか、ああいう事態が起きた時のために、レジギガスは待機してくれていたんですね〜。感謝感激雨あられ〜。
それにしても、スキャンしたらそのスキャンされたポケモンが死んでしまうなんて、残酷な機械ですよね。まぁ、スキャンしてその力を利用するだけでも問題ありとは思いますけど、そんなレベルはるかに超えてますよね…。ムゲンさんが設計したとは思えないものがありました。まぁ、プロジェクト中止直前まで気がついてなかっただけなのかもしれませんが。というか、たぶんそうなんでしょうね〜。それにしても、99%、機械にコピーされなかったあとの1パーセントは、いったいなんだったんでしょうね?そのあたりもなにかあるのかな〜とか実は思いながら見てただけに、ちょっと気になってたりします。なんというか、コピーで、しかも完全じゃないし、おまけに機械なんですから、ギラティナにかなわない何かがあるんじゃないか、なんて思いながら見てたんですよね〜。まぁ、実際は友情の結束みたいな感じだっただけに、それも大いにありだなと思ったので、文句どころかいい展開だったと思ってるくらいなんですけどね。
ゼロ、反転世界を守るために現実世界を攻撃、そのために反転世界を破壊するって、なんというか矛盾してますよね。そうまでして反転世界を守りたかったんでしょうかね?どっちかっていうと、現実世界にいつでも攻撃できる優越感がほしかっただけなんじゃないかって気がします。反転世界を現実世界が汚しているっていうのは、反転世界を乗っ取るための口実だったんでしょうね。ひょっとしたら、自分を納得させるために言っていたのかもしれませんね。正しいことじゃないと、何となく感じていた、とか。う〜ん、考えすぎでしょうかね?
で、ラスト、ヒカリの、氷空の花束の一言、あぁ、この映画のタイトルはこういう意味かと一発で分からさせてくれて、よかったと思います。