思い出の庭を

ことみは岡崎のこと覚えていたんですね〜。正直双方が忘れていたと思っていたので、ちょっとびっくりです。まあ、初めての友達、と、たくさんの友達の内の一人、の違いも理由の一つにはあると思いますが。しかも、覚えていないことに一瞬で気がつくあたりが、ある意味天才少女ってことなんですかね?しかし、忘れられたままっていうのは、やっぱりちょっと悲しいですよね〜。
にしても、ことみ、やっぱり昔から少し人とはずれてしまったところがあったんですね。とはいえ、人が考えないようなことって、いったいどんなこと考えていたんですかね?ちょっと気になります。ぬいぐるみ一つ誕生日に買ってもらうのだって、本から得た知識をまねただけ、だったくらいですし、他にもいろいろと苦労してそうですね。とはいえ、両親と一緒にいたいっていうのは、やっぱり普通の女の子ですよね〜。しかし、出張の両親、急病の家政婦はいいとして、岡崎はなぜ姿を見せなかったのか、非常に気になります。約束破るタイプには思えないんですけどね〜。
で、両親と最後に交わした言葉が、大っ嫌いっていうのは、あまりにさみしいですよね。それも、予期せぬわかれ。ことみもまだ、どう考えても小学生くらいだというのに…。急に両親を失うのは、あまりにかわいそうですよね。ひょっとしたら、帰ってくるんじゃないか、あのくらいの年齢なら、思っても当然なんでしょうね。で、その罪滅ぼしのため、自分たちの両親に追いつく、それこそが今のことみのすべてなんでしょうね。自分の勝手な思い違いで燃やした論文を、たとえ無理でも自分の手でできる限り修復する、…そうでもしないと、きっと、ことみは生きていられなかったんでしょうね…。大切な物を失い、周りの人ともずれていて、日常に楽しみを見出せなくなってしまったことみには…。
あと、どうでもいいですが、ことみ、幼き日にはバイオリン弾けたみたいですね。
にしても、ことみの父親、科学者なのに科学で説明できないことに対して前向きな姿勢をとるとは、なんというか、好感のもてる人だな〜と思いました。とはいえ、ことみの名前の由来一つでも、なんか難しいこと言ってましたけどね。母親ともども、でも、人間的にもきっと素敵な人だったんじゃないかって思うと、失ったことが悲しく思えます。
で、岡崎ですが、何かを取り戻そうと、庭掃除を始めましたね。ことみのためであると同時に、この行為によって、岡崎は、忘れている何を取り戻そうとしているんですかね?とはいえ、ことみのために、わざわざためておいたバイト代までも費やすなんて、なんと思いやりのある人。
しかし、わざわざ自習の時間に抜け出して岡崎のもとへ向かう渚、やさしい子ですよね〜。しかも、なんだかんだで岡崎のことよくわかってますよね〜。とはいえ、どうして誕生日の話秘密だったんですかね?それだけが謎です。バイオリンあげるだけとかじゃなかったんですかね?
杏、なんだかんだで友達思いで少し安心です。ただ、やっぱり感情が先走ってしまうようですが。そんな杏だから、椋は幼いころから杏を抑えるような立ち位置だったんですかね?それとも、気弱目立った椋を守るために、杏の気が強くなった?