DVDぴたテン9巻

ぴたテン(9) [DVD]

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今の今まで見てたんですけど、この唯一続きのラスト三話、特に後2話、もう見ながら泣きじゃくってしまいましたよ〜。
この巻の美紗さん、成長しましたね〜。技術はなくても、心はもう立派な天使ですよ〜。早紗さんなんかより、よっぽどですよ〜。というか、美紗さんの言う通り、仲の良かった人のことは、どんなにつらいことがあっても、忘れちゃダメなんですよ!本当の天使なら、悪魔だって幸せにできるはずですよ!ましてや紫亜さんは、幸せにならなきゃダメなんですよ!美紗さんの心は、きっと天使の誰よりも、天使にふさわしいものだと、私は思います。美紗さんは、きっと、あそこでみんなと過ごして、他の天使では得られなかった、素敵なものを、たくさん身につけたんですね〜。だからこそ、他人を消して、自分が天使になるくらいなら、天使になってなれなくていい、そう感じたんでしょうね〜。それに、美紗さんのことですから、もしこれで天使になれたりなんかしようものなら、きっと、一生後悔の念を背負って生きていかなきゃならなくなりますよね。美紗さんも紫亜さんも、本当に、他人のことを大事にする人だから。
そして紫亜さん、最後まで、他人が不幸になるくらいなら、自分が消えればいいなんて、あの世界で生きていくには、とっても素敵な心を持っていながらも、身分にはばまれた、すごくかわいそうな人でしたね…。でも、きっと、見事、悪魔見習いを首になって、一度消えてから復活したんですから、今度こそ、紫亜さんは、幸せになれますよね!
そして、ちょっと流れ的に順番前後させてしまいましたが、今回二番目の見どころ、それは、ニャーちゃんですよ!確かに、自分のためもあったかもしれません。でも、ニャーちゃんは、今回ずっと紫亜さんのために、ずっと頑張ったんですよ!結果的には、美紗さんのおかげで、湖太郎君の記憶が消されるのを阻んだくらいでしたが、それでもきっと、紫亜さんの為の薬を、湖太郎君が思い出してから、徹夜で作ってたんだと思うんですよ。紫亜さんが消える直前だって、必死に止めようとした上、最後は紫亜さんの意見を尊重してあげたんですよ!紫亜さんのために、自分が責任を感じたんですよ!ニャーちゃんも、あそこで暮らして、成長したんですね〜。
湖太郎君、一度、とてつもなく大事な人を亡くしているからこそ生まれる、ごく自然な葛藤。それが乗り越えられなくて、美紗さんに、わかってないと、怒鳴りつけもした。また前みたいに、現実から逃げようとした。同じ悲しみを、大事な友達に味あわせたくない、そうも考えた。でも、最後の、美紗さん復活直前の紫亜さんとの会話からするに、きっと、悲しみを受け止め、楽しかった思い出を心にとどめておくことができる、そんな風に成長できたんじゃないかと思います。湖太郎君は、無茶苦茶なことばかりして、でもそれが、みんなのためを思ったはずの行動だったりする、そんな不思議な美紗さんのおかげで、心の殻を、破ることができたんですね〜。
とまあ、なんだか思ったより短くなってしまいましたが、感想でした。