ナイトウィザード

キリヒトがゲイザー、なるほど、悪意も何もないわけですね。これは手痛い裏切りです〜。というか、さすがにこの可能性は、エリス覚醒前でさえ予想できませんでした。まさかアンゼロットを動かせるほどの存在が、あんなことしてるとは思わなかったので。しかし、確かに、そう考えれえば夢の中にいとも簡単に侵入できたことや、過去の世界で現れたこと、ルール違反と言ったセリフは、つじつまが合いますね。さすがに、ゲイザーがおじさまの可能性は、すでに確信に近い位置にはありましたが。にしても、さすがに最後のは、少々干渉しすぎですよね。あそこまでやっちゃったら、もう干渉してないとは言い難いでしょうからね。というか、アンゼロットやエリスに平気であんなことができるあたり、もう守護者としては、ダメになってしまっていたのかもしれませんね。本当の意味での大魔王、それは、ベル様でもシャイマールでもなく、ゲイザーだったのかもしれませんね。すべてを平気で壊すことができる、そんなものに、守護者としての資格も心も、もう残っていないでしょうし。
ベル様、改めて偉大さを実感させられましたよ。あのウィザードに囲まれてゆったりお茶できるんですから。それに、話術、推理、両方ともおみごとですね。ゲイザーをお馬鹿とわざと言って、アンゼロットに真実を知らしめる、初歩的ながらお見事です。というか、ベル様もベル様で、結構いろいろ知ってますよね。柊にアンゼロットが何か裏で手を貸しているということも知っていたみたいですし。ベル様は、おそらく、シャイマールとゲイザーを倒すために、一時休戦するつもりなんでしょうね。いくらベル様とはいえ、あの二人相手では、分が悪いでしょうしね〜。
それにしても、くれは、意外にも、あっさりと押し負けましたね。もう少し攻撃してくるかと思っていましたが。まあ、あの決意を秘めたセリフと態度見せられたら、そうそう攻撃できないですよね。無防備な、しかも罪も反撃する意志のないものを攻撃するなんて、普通の人間、まして仲間相手には、できないでしょうね。
しかし、エリスは、シャイマールのなかにちゃんといるんですね。それなら、もしかしたら助けられるかも…。というか、やっぱり、それこそが、シャイマールを止めるカギになるんでしょうね。
真実を知ったアンゼロットは、今まで神とあがめたゲイザーに味方するのか、それとも反旗を翻すのか。ベル様は、ゲイザーと対峙しいったい何をするつもりなのか。そして、絶望に打ちひしがれるエリスを、柊は救うことができるのか。次回、ハッピー・バースデイ、こうご期待、ですね。