初恋はななついろ(原作対応:おはようツワブキくん+きみをつつむ、はつこいのきせき)

うわ〜、なんというか、最初、圭介と仲良くしているハル君が、いい意味で半年前と変わったはずなのに、なんとせつない光景なんだろうって思いましたよ〜。だって、隣に連れて行くべき人は、別にいるはずなのに、本人は、そのことを忘れてしまっている、それを見つめて、一生懸命耐えて明るく振舞うすもも、なんともいえないもどかしさ、悲しさが…。思い出に浸って、幸せなときのことを思い出さないと耐えられない日々、なんというか、すごくすももを励ましてあげたくなります。ハル君もハル君で、気にせずにおこうと思っても、自分自身の中にも、周りにも、まるでパズルのピースかのように残っている、半年間の軌跡の一部。でも、上手くつながらない、なんとももどかしい気分です。
それにしても、せっかく日曜にすももに出会って、目の前に答えがあるのに、でも、そんなにストレートにつなげることは出来なくて、すももをほったらかしにしてプラネタリュームへ、あのシーンは、気持ちはわかりますが、知っているだけに、どうしても、ひどいって、思ってしまいます。
ノナちゃんは、本当に優しい子です。自分にはやさしさがなかったなんていってましたけど、絶対にそんなことはありません。ただ単に、熱くなると周りが見えなくなってしまうだけ。そして、お嬢様として育てられたがゆえに、人と接するのが下手だった、ただそれだけのことです。そうでなければ、わざわざヴィム・コミティ・アクアが使えないすもものために、わざわざ24時間与えるようなことはしなかったはずです。星のしずくだって、いくら自分でとったものとはいえ、市場に回せばかなりの額です。それを全てタダですももにあげるなんて、罪意識だけでは出来ることじゃありません。そこに、思いやり、と言う優しさがなければ。
にしても、如月先生も粋な計らいをしますよね〜。ノナちゃんはステラウェバーではない以上、この人が薬を調合したはずなのに、そのことをすももに伝えもしていないんですから。如月先生も、すもものことが心配で仕方ないはずなのに。まあ、意外と陰で支えるのが得意なタイプですからね〜。
でも、なんだかんだいっても、すももは強い子ですよね〜。ハル君はきっと、約束を守ってくれる、そう信じて、ささやかな喜びを、一人胸に刻みつけて温室で思いに浸る、きっと、すももは、それでも、寂しい、そういう思いもあったはずです。でも、ささやかな喜びで忘れることが出来る、すごいことだと思います。結果、それを聴いてハル君も確信に至ったわけですし。いや、また二人がくっついてよかったな〜って、本当に思います。
あと、エンディングの、七夕飾り持つユキちゃんに、ちょっとうるっと来てしまいました。あと、すももの部屋のユキちゃん人形は、いい演出だったと思います。小説を基にしたんですかね?

他のアニメは、また後ほど。